ブロックチェーン事例・暗号(仮想)通貨以外の活用方法は?金融、医療、物流業界の仕組みが変わる?!

ブロックチェーンという言葉は、暗号通貨・仮想通貨であるビットコインの認知度が上がるとともに、よく耳にするようになりました。

ブロックチェーンという言葉は知っていても、意味まで理解している人はそこまで多くないかも知れません。

今回は、ブロックチェーンの簡単な説明と、暗号通貨以外の業界でのブロックチェーンの活用について紹介していきます。

ブロックチェーンとは?

ブロックチェーンは、Satoshi Nakamoto氏が発表した論文の「Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System」の中で書かれたのがはじめです。Satoshi Nakamoto氏は日本人の名前ですが、本当に日本人なのかも、どんな人物なのかも不明です。名前が日本人っぽいので、ブロックチェーンは日本人が生み出したと言う人もいます。

ブロックチェーンは日本語だと分散型台帳技術と言われています。ブロックチェーンを簡単にまとめると、すべての取引履歴を一定容量(ブロックという単位)で区切り、それぞれのブロックをチェーンによってつなげたデータの集まりです。

参照元:http://www.meti.go.jp/press/2016/04/20160428003/20160428003.pdf

取引や取引履歴を複数(数百数千)のサーバで同士で同期して、サーバ間でデータの差異が発生した場合は、多数決で正しいデータを判断します。チェーンは、ネットワーク上の不特定多数のサーバで保持しています。各サーバは、対等に直接通信してネットワークを形成しているいています。

このような中央管理者のいない分散ネットワークを「P2Pネットワーク」といいます。P2Pは、音楽データや動画データを無料でダウンロードするツールなどで使われていた仕組みです。

ブロックチェーンの凄いところは、1台や数台のサーバが最悪壊れてしまっても、データがなくなることはないです。また、取引の記録も一緒に記録しているので、データ改ざんがしにくいなど、セキュリティ面で強みがあります。

今までの銀行や金融システムは、記録やデータは1システムで中央で管理していて、その中央のシステム・サーバがダウンしてしまうと機能停止してしまう仕組みでしたが、ブロックチェーンでは、そういった心配はありませんし、中央管理しているシステムより改ざんが難しいです、ネットワーク上の50%以上のサーバのデータを書き換えなければいけないからです。

ブロックチェーンは、改ざんが困難で、耐久性の高さや、維持費が安価であるといったメリットと、即時性が求められる処理に向かない、ブロックチェーンを形成しているマシンの50%以上を占領されると改ざんされてしまう(困難ですが)課題もあります。

仕組みとしては、よくできているため、金融決済だけでなく、多種多様な分野で活用されようとしています。

金融以外での活用

自動車業界

自動車業界で活用が期待されているのが、損害保険分野です。

事故が起きたときに、運転者のデータをブロックチェーンに記録しておけば、安全運転であったかどうかの証明になり、保険適用額が変わってきたり、保険額も安全運転かどうかのデータをブロックチェーンから算出することもできるかもしれません。車に関する保険額の算出は、IoTAIのほうが向いていますが。。

データを改ざんすることが難しいので、安全運転であるかどうかの証明としての確実性はかなりあると考えられます。

エネルギー業界

太陽光発電パネルを取り付けている家庭も増加してきており、そこで発電した電力の売買をブロックチェーンを活用し実現しようとする動きもあります。

アメリカの LO3 Energy は、P2P型のエネルギー取引システムの構築に取り掛かっているそうです。

物流や製造

「いつ・誰が・どこに・何を」といった情報を記録することができるので、製造・物流での活用も今後期待されています。国をまたいだシステムができれば、安心したもの・サービスが提供されるようになります。

医療業界

患者さんの医療履歴、処方履歴を記録することができる公開されたブロックチェーンを作れば、医療機関がそこにアクセスして、よりより医療サービスを提供できるようになるはずです。

同じ病院であれば、カルテを共有することはできると思いますが、市販のどんな薬を使っているとか、他の病院での医療履歴については、患者さんの記憶であったり不確かな情報が基になっている可能性がありました。

医療業界では今後さらにブロックチェーン技術が使われていくはずです。

不動産業界

不動産の売買では、土地登記所、買い手と売り手、弁護士や住宅ローン会社、不動産審査会社、不動産業者といった人達が登場し、手続きが面倒なので、中間業者にマネージメントを委託している状態ですが、ブロックチェーンの活用で、あらゆるプロセス(取引状況)が透明化するので、もっと簡単に土地の売買ができるようになるかもしれません。

所有権をもっと流動的に渡したり、売買したりできるようになることが期待されています。自分が持っている家・アパート・土地なのどの10% を友人や業者に貸したり、売ったりすることがもっと簡単にできるようになります。

その他

音楽イベントのチケットも、ブロックチェーンで管理すれば、ダフ屋もいらないのかもしれません。

ダイヤモンドや宝石についても、証明書のかわりになりえます。

公的機関

文書管理を行う際には、誰が・いつ?編集したのが大事になりますので、官僚の方々が残す公的文書の管理にはうってつけです。

まとめ

ブロックチェーンは暗号通過であるビットコイン以外にも、様々な業界で活用が期待されている技術ですので、法整備も進めば、よりよいサービスを受けれることができるようになるはずです。