資金調達方法ICOの実例・メリット/デメリット、IPOとの違いについて

ICOという言葉をよく耳にするようになりましたが、資金調達方法であるということは知られて着ましたが、よくわからない人も多いと思います。

今回は、ICOとはなにか、IPOとの違いや、メリット、デメリット、実例を紹介していきます。

ICO(Initial Coin Offering)とは

ICOとは、暗号通貨を使った資金調達方法です。

クラウドセール(Crowd Sale)、プレセール(Pre Sale)、トークンオークション(Token Auction)などとも呼ばれています。

資金調達方法は、IPO(Initial Public Offering)が一般的ですが、今後、ICOを使った資金調達も増えてくるはずです。
※IPOは「新規上場株式」と呼ばれ、取引所に上場して、投資家に株を売り出して、株を誰でも取引すること可能にすることです。IPO投資などを行っている人も多いです。

IPOとの違い

IPOは、野村証券などの証券会社が仕切りますが、ICOはそういった幹事は存在しません。監査等の面倒なことがなく誰でも資金調達を行うことができるので、ハードルが低くなりベンチャー企業などが資金調達のひとつとして利用しています。

ルールが厳しくないため、詐欺ICOが多いのも事実で、投資家からしたらハイリスクと感じる人もいます。

ただし、2018年4月現在は、詐欺ICOが多く危険かもしれませんが、各国が暗号通貨(仮想通貨)を使った資金調達に対する法整備を進めているので、そこまで遠くない未来には、投資家も安心できる仕組みルールになると思います。

企業独自の仮想通貨(トークン)を販売しますが、そのトークンの購入には現金でなく、仮想通貨が用いられます。仮想通貨を用いるので、投資家は簡単に世界中のICOに参加することもでき、企業も世界中から資金調達ができます。

ICOのメリット・デメリット

ICOは多くのメリットがあり、将来性のある資金調達方法ですが、もちろんデメリットも存在します

メリット

  • 資金調達にかかるスピードが早い
  • 資金調達するためのコストが安い
  • 返済不要
  • 投資家から直接資金を調達可能。中間搾取がない。
  • 個人でも支援したい事業があれば直接的に支援できる
  • インターネット上で投資・資金調達可能
  • 特典がついている場合がある
  • 投資した事業が成功した際のリターンが大きい

デメリット

  • 失敗した際に、投資家に多大なコストがかかる可能性がある。
  • 法整備が整っていない
  • 資金を集めるだけ集めて、姿を消してしまう可能性がある。

法律が追いついてくれば、画期的な資金調達方法になるので、今後も期待したいです。

ICOの実例

ICOを使った資金調達の例をいくつか挙げてみます。

COMSA

仮想通貨取引所のzaif が実施したICOです。COMSAは、ICOを行うためのプラットフォームで、100億円以上の資金調達に成功しました。ビットコイン、イーサリアム、ネムで資金を調達しました。

ALIS

日本初のブロックチェーン技術を用いたソーシャルメディアプラットフォームです。

よりよいSNSサービス(広告のためのコンテンツや信頼性のない情報は載せないサービス)の実現を目指しているようです。リクルート出身のメンバーが実施したICOです。イーサリアムで資金調達を実施しました。

その他

他にも、メタップスの Timebank (https://timebank.jp/ )がICOの準備を進めています。(2018年3月時点)

タイムバンクは専門家の時間を売買できる仕組みを提供してくれます。専門家の時間を株の売買と同じように、保持、売り買いできて、使用することが可能です。面白い仕組みなので興味があれば、公式サイトを覗いてみてください。

まとめ

  • ICOは、暗号通貨を使った資金調達方法で、仲介者が存在しないことと、監査などの準備が不要であるため、比較的容易に資金調達が可能である。
  • いいプロジェクトであれば、世界中から資金を調達することができ、今後の資金調達の主流になりうるものである。
  • 投資家からすると、法整備がまだまだ追いついていないので、今のところハイリスク、ハイリターンの投機になってしまっている。